【特集】5月21日、金環食を見逃すな!全国マップ作りに君も参加しよう!(ただいまレポート作成中)

  2012年5月21日朝7時30分頃、スペシャル天体ショー「金環日食」が観測できることはみなさんご存知ですね?
 この日、九州(鹿児島=7時22分)から関東(東京=7時34分)まで、日本の多くの場所で観測できますが、過去に日本のこれほど広い地域で金環日食がみられたのは 932 年前のことでした。そして、次に同じ程度の広さで金環日食が観測できるのは、300 年後です。ですから、日本中で同時に感動を共有できるのは、まぎれもなく一生に一度のことなのです。
  この絶好のチャンスに「ワオ!科学実験ナビ」は、金環日食限界線共同観測プロジェクト(代表:明石市立天文科学館井上毅氏)のチームRに加わり、日食マップを作ります。この日食マップづくりには、小学生から大人までだれでも簡単に参加できます。日食専用グラスを用いて金環日食(あるいは部分日食)を観察し、この日食マップづくりに参加しましょう。


危険!注意!

【注意!】

太陽光線のエネルギーは強力です。太陽が月に隠れて金環日食になったときでも、肉眼で直接観察すれば、目がダメージを受けます。 以下の行為は絶対にしてはいけません。日食専用グラスを正しく使って観察してください。


日食専用グラスを使った正しい観察方法

 日食の観察には、それに適した素材でつくられた日食専用グラスを用います。日食専用グラスが手に入らないからといって直接太陽をみてはいけません。
 日食専用グラスは、インターネットショッピングサイト(Amazon楽天市場YAHOO!ショッピングなど)や全国の書店、家電量販店、ホームセンターなどで取り扱われています。数に限りがありますので、早めに購入しましょう。

日食専用グラス

【観察時の注意】
●観察は大人と一緒にしましょう。
●日食専用グラスを使った観察は、以下の順で行ないましょう。
1) 太陽を見ずに、太陽の方向の見当をつける。
   ※伸びている影の真正面に立つとちょうど太陽の方向になるはずです。
2) 下を向いて日食専用グラスを目の前にあてる。
   ※日食専用グラスと顔とのすきまが大きく空かないように、手ですきまをおおうように持ちましょう。
3) 日食専用グラスをあてたまま、体を起こして太陽を探す。
   ※太陽を見つけにくくても日食専用グラスをはずして探してはいけません!
●長時間観察してはいけません。1-2 分程度観察したら一度休憩を入れましょう。
●目に違和感があったときは、すぐに観察を中止しましょう。
●くもりの日でも肉眼で直接見てはいけません。突然雲が切れて太陽が出てくることがあります。


全国日食マップ作りに参加しよう

 5月21日以前に、さまざまなデータを用いて「この地域では金環日食がみられる」「この地域では金環日食ではなく部分日食がみられる」といった予報が出されています。さて、本当に予報どおりの見え方になるのでしょうか。その答えは、「みてみないとわからない」のです!
 このことを明らかにしようとしているのが金環日食限界線共同観測プロジェクトです。日本全国の大勢の人で日食専用グラスを使って観察し、金環日食がみえたかどうかという情報を集め、最終的に、日食専用グラスで観測した際の「金環日食限界線」を決定します。
 一見、難しそうなプロジェクトにみえますが、そんなことはありません。誰でもこの日食マップづくりに参加できます。携帯電話やスマートフォン、パソコンから次の5項目を簡単に報告できる仕組みが用意されています。

●観測場所(GPSがついた端末ならば便利)
●氏名(非公開/「ワオ!科学実験ナビ」を見た方は、WAO鈴木一郎 のように入力してください)
●報告者について(団体・グループ を選択)
●日食の見え方(3択:アルファベットの「C」のようなかたち/リング状/わからない)
●コメント/感想(記入は任意ですが公開されます)

 詳しくは、プロジェクトサイトで報告の流れを読んでください。ぜひ、この歴史的なプロジェクトに、みんなで参加しましょう!


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