密度が大きいほど、止まり続けようとする性質が大きいことを調べます。
準備物
- バケツ
- ピンポン球
- ペットボトル(2L)
- ラジオペンチ
- 鉄球(おもりなど)
- 雑巾
- 水
- 点火用ライター
- 釘
- 密閉容器(タッパーなど)
実験の手順
- 1
水中のおもりの動きを観察する
- 2
水中のピンポン球の動きを観察する
- 3
ピンポン球に穴を開ける
- 4
ピンポン球に水を入れる
- 5
水中のピンポン球の動きを観察する
実験ムービー
この作品は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。
解説アニメ
1
水中のおもりは、密閉容器の進行方向と逆方向に動くように見えます。実際は、おもりはその場にとどまっていて動かないのですが、密閉容器が動くので、おもりが動いたように見えます。 これは、水よりもおもりの方が密度(単位体積あたりの重さ(質量))が大きく、密度が大きい物質ほど止まり続けようとする性質が大きいからです。
2
ピンポン球は、密閉容器の進行方向と同じ方向に動きます。ピンポン球は密閉容器の中にある水に押されて動くのです。 これは、ピンポン球、水、おもりの順に密度(単位体積あたりの重さ(質量))が大きく、密度が大きい物質ほど止まり続けようとする性質が大きいからです。
3
密閉容器をすばやく押しても、水を入れたピンポン球は水中でほとんど位置が変わっていないように見えます。 これは、ぎりぎり水に浮かぶピンポン球が、ほぼ水と同じ密度のため、止まり続けようとする性質も水とほぼ同じになるからです。
監修
滝川洋二(NPO法人ガリレオ工房理事長)