炭酸水にラムネ菓子を入れると、どうなるかについて調べます。
準備物
- プラスチック容器
- 炭酸飲料水(1.5L)
- ラムネ菓子
実験の手順
- 1
炭酸飲料水を室温にする
- 2
炭酸飲料水を容器の中に置く
- 3
ラムネ菓子を用意する
- 4
炭酸飲料水にラムネ菓子を入れる
実験ムービー
この作品は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。
解説アニメ
1
炭酸飲料は、冷却した二酸化炭素を大気圧よりも高い圧力をかけて、味のついた水に溶かしこんだ飲み物です。蓋を開ける前は缶やペットボトルの中は高い圧力がかかっているので、炭酸がたくさんとけこんでいます。蓋を開けると、圧力は大気圧の大きさに下がるので、溶けていた炭酸が気体になって出てきます。
2
一方、ラムネ菓子はコーンスターチ(トウモロコシの粉)や重曹などの粉が主成分で、炭酸飲料の中では固まっていた粉がばらばらになります。すると、この粉が核になって、溶けている炭酸(炭酸分子)が粉の表面のでこぼこしたところに集まって、目に見えないくらいの非常に小さなあわを作ります。この泡がたくさん集まって目に見える大きさの泡になり、液体を上昇し空気中に出ていくのです。粉の一粒一粒が核になるので、非常に多くの泡が一度に噴き出すのです。
参考文献
「ガリレオ工房の身近な道具で大実験 第2集」 滝川洋二・吉村利明著 大月書店
監修
滝川洋二(NPO法人ガリレオ工房理事長)