水と洗剤の表面張力の違いを利用してコショウを動かします。
準備物
- コショウ
- スポイト
- プラスチックコップ
- プラスチックスプーン
- プラスチックトレー(丸型)
- 砂糖
- 水
- 台所用洗剤
- 竹串
- プラスチック容器(円筒型)
実験の手順
- 1
砂糖を水に溶かす
- 2
水面にコショウを振りかける
- 3
洗剤をつけた竹串でコショウに触れる
- 4
竹串が触れたところにさとう水をたらす
実験ムービー
この作品は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。
解説アニメ
1
水面にまいたコショウの粉の中央に洗剤液を少しつけると、コショウは一瞬でドーナツ状になります。ここに砂糖水をたらすと、ドーナツ状になったコショウは、元に戻ろうとします。水面に落ちたコショウの粉は水の表面張力に引っ張られて広がります。水と台所用洗剤の表面張力を比較すると、台所用洗剤の方が表面張力が弱いので、水面に台所洗剤をつけると、コショウの粉は表面張力の強い水の方に引き寄せられます。
2
また、砂糖水は表面張力が水よりも強いので、砂糖水が水面に落ちると表面張力が強くなり、コショウの粉がもとの状態に戻ろうとします。
参考文献
「かんたん!ビックリ!科学手品100」 牧野賢治監修 日本文芸社
監修
滝川洋二(NPO法人ガリレオ工房理事長)