表面張力によって、洗剤膜が動く様子を観察します。
準備物
- アクリル容器
- ストロー
- スポイト
- バケツ
- プラスチックコップ
- プラスチック容器
- ろうと
- 水
- 台所用洗剤
- 竹串
- ガラス棒
実験の手順
- 1
洗剤液をつくる
- 2
ろうとにできる洗剤膜のようすを観察する
- 3
アクリル容器にガラス棒で洗剤膜をはる
- 4
洗剤膜の上にガラス棒を置く
- 5
洗剤膜を竹串で割る
実験ムービー
この作品は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。
解説アニメ
1
ロートに洗剤膜をはると、その膜は徐々に上にあがって小さな膜になります。表面張力は、水だけではなく全ての液体にある性質です。ロートにはった洗剤膜がだんだん小さくなるのは、洗剤液の表面張力によるものです。表面張力は面積を小さくしようとする性質なので、最初大きな膜だった洗剤の膜が徐々に小さなロート上にあがっていくのです。
2
アクリル容器などにはった洗剤膜をガラス棒などで二分して、片方の膜を割ると、ガラス棒は、残った膜に引っ張られるように動きます。これは、洗剤の持つ表面張力によるものです。片方の洗剤膜を割ることで、残っていた洗剤膜が表面積を小さくしようとしてガラス棒を引っ張るため、ガラス棒が膜のある方に動くのです。
参考文献
「かんたん!ビックリ!科学手品100」 牧野賢治監修 日本文芸社
水の力~表面張力~
監修
滝川洋二(NPO法人ガリレオ工房理事長)