風船に竹串を刺しても割れない方法があることを学習します。
準備物
- セロハンテープ
- 風船
- 空気入れ
- 竹串または金串
実験の手順
- 1
丸風船に空気を入れる
- 2
丸風船の腹に串をさす
- 3
丸風船のヘソに串をさす
- 4
丸風船に金串を貫通する
- 5
テープを貼った風船を竹串でさす
実験ムービー
この作品は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。
解説アニメ
1
丸風船の腹の部分に竹串を刺すと、大きな音をたてて破裂することがわかります。ゴム風船の腹の部分(張っている部分)はゴムが引っ張られており、竹串を刺したときにあいた小さな穴が、ゴムの引っ張られる力で急激に広がるため、大きな音をたてて破裂します。
2
小さい丸風船のヘソの部分(先端の色が濃くなっている部分)に竹串を刺しても、破裂しないことがわかります。ヘソの部分はゴムが厚く、そこに竹串を刺しても穴が広がらず、空気も漏れません。大きい丸風船は割れましたが、へその部分が薄くなっていたからです。
3
同様に、セロハンテープを貼った部分に竹串を刺しても、テープの粘着力でゴムが裂けるのが抑えられ、ゴムは縮むことができずすぐには破裂しません。
参考文献
「ゴム弾性」 久保亮五著 裳華房
「かんたん!ビックリ!科学手品100」 牧野賢治監修 日本文芸社
「子どもにウケる科学手品77」 後藤道夫著 講談社
監修
滝川洋二(NPO法人ガリレオ工房理事長)