密度が大きいほど,とどまろうとする性質があることを調べます。
準備物
- 小型風船
- ヘリウム缶
- 二酸化炭素缶
- たこ糸
- 衣装ケース
- はさみ
- セロハンテープ
実験の手順
- 1
二酸化炭素を風船に入れる
- 2
ケースの底に風船を固定する
- 3
衣装ケースを動かす
- 4
ヘリウムを風船に入れる
- 5
ケースのふたに風船を固定して動かす
実験ムービー
この作品は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。
解説アニメ
1
二酸化炭素風船は,衣装ケースの中で,衣装ケースの進行方向と逆向きに動いているように見えます。
実際は,二酸化炭素風船はその場にとどまっていて動かないのですが,衣装ケースが動くので,二酸化炭素風船が逆向きに動いたように見えるのです。
これは,空気よりも二酸化炭素の方が密度(単位体積あたりの重さ(質量))が大きく,密度が大きい物質ほど止まっていようとする性質が大きいからです。
2
急激に衣装ケースを動かすと,ヘリウム風船は,衣装ケースの進行方向と同じ向きに動いているように見えます。
これは,ヘリウムよりも空気の方が,密度(単位体積あたりの重さ(質量))が大きく,密度が大きい物質ほど止まっていようとする性質が大きいからです。
参考文献
毎日中学生新聞 ガリレオ工房の探検しよう!科学のひろば 2002年1月11日号
おとうさんといっしょ 実験・観察 楽しい風船の科学 伍井一夫 新生出版