ガラスとろうの上に水滴を落とし、水滴の形を観察します。
準備物
- ろうそく
- 着火ライター
- ガラス板(プレパラート)
- スポイト
- 軍手
- 裏革
実験の手順
- 1
ガラスにろうをぬる
- 2
ろうに水滴を落とす
- 3
水滴の形を比べる
- 4
皮に水滴を落とす
実験ムービー
この作品は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。
解説アニメ
1
ろうをぬったガラスとぬっていないガラスに水滴を落として、その形を観察すると、ろうの上に落とした水滴の方が丸くなります。これは、水と、水が接している他の物質との関係によります。ガラスとろうでは、ガラスの方が濡れやすさが大きく、ろうの方が小さくなります。つまり、ろうは水をはじきやすいので、水滴が球体に近い形になりやすいのです。
2
毛羽立った皮に水滴を落としても、その形は丸くなります。
3
ハスの葉の表面は、微細なでこぼこ構造になっていて、水滴がついてもへこんだ部分に空気層ができて、撥水する性質があります。毛羽立った皮は、ハスの葉ほどではありませんが、でこぼこ構造があるので、水滴が球体に近い形になりやすいのです。