ろうをぬったコップとぬっていないコップに入った水にクリップを浮かべ、その動きを観察します。
準備物
- ガラスコップ
- 水
- スポイト(小)
- ゼムクリップ
- ろうそく
- プラスチック容器
- ペットボトル(2L)
実験の手順
- 1
コップの水にクリップを浮かべる
- 2
コップにろうをぬる
- 3
ろうをぬったコップの水にクリップを浮かべる
- 4
水を盛り上がるまで入れる
- 5
水面にクリップを浮かべる
実験ムービー
この作品は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。
解説アニメ
1
クリップをただ水に入れると沈みますが、そっと水面に置くようにすると、クリップが水に浮きます。これは表面張力によるものです。
2
ろうをぬっていないコップに入れた水に、クリップを浮かべると、クリップはほぼそのままの位置に浮いたままです。
3
ろうをぬったコップに入れた水にクリップを浮かべると、クリップはガラスコップの端の方に移動していきます。
4
ろうを塗ったコップに入れた水面の縁が下がるのは、水/ろうの表面張力の方が、ガラス/空気の表面張力よりも大きいためです。ろうを塗ったコップでは、水面の端が丸く盛り上がり、水面に高さの差ができるので、クリップが水面の高いところから低いところへと移動するのです。