鉄を磁石につけて、磁石から離した後の鉄の様子を観察します。
準備物
- 釘
- フェライト磁石
- ゼムクリップ
- 棒磁石
- マーク用シール
実験の手順
- 1
釘をクリップに近づける
- 2
フェライト磁石の極を調べる
- 3
磁石をつけた釘をクリップに近づける
- 4
磁石でこすった釘をクリップに近づける
- 5
釘でたたいた釘をクリップに近づける
実験ムービー
この作品は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。
解説アニメ
1
鉄は、小さな粒が集まってできています。その小さな粒は磁石の性質を持っています。つまり、鉄は磁石の集まりと考えることができます。しかし、その小さな粒の向きがバラバラなので、鉄には磁石の性質がないのです。
2
鉄を磁石につけると、磁石の力で鉄を作っている小さな粒の向きがそろうので、鉄全体として磁石の性質を持ちます。そのため、磁石につけた鉄に、さらに別の鉄をつけることができるのです。
3
磁石になった鉄をたたくと、粒の向きがばらばらになって、全体として磁石の性質が弱くなってしまいます。
参考文献
「21世紀こども百科 科学館」 小学館
「たのしくわかる物理実験事典」 左巻健男・滝川洋二編著 東京書籍