不思議な立方体を片目で見ると、へこんでいるはずなのに飛び出て見えます。
準備物
- 不思議な立体
- はさみ
- セロハンテープ
実験の手順
- 1
用紙を印刷する
- 2
立体を切る
- 3
立体を組み立てる
- 4
立体をみる
- 5
立体を動かす
実験ムービー
この作品は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。
解説アニメ
1
目に入ってきた光は網膜で像を結びます。その情報が視神経を伝わって脳に届き、もう1度像としてとらえられます。そのとき、人間が物を立体として捕らえるのに利用している情報は、左右の目で見た形の違いです。この違いを脳が総合して立体像を作ります。
脳は二つの目に届く少しだけ違う画像から物体の奥行きを計算していますが、片目を閉じて不思議な立方体を見ると、距離が測れないため、脳が目で見た手掛かりから、立方体であると判断してしまい、へこんでいる物体のはずなのに、立方体に見えるのです。
参考文献
青少年のための科学の祭典 2004年 ひょうご県内大会 『脳で見る!立体視の不思議』