同じ色の画用紙が、後ろの色によって違った色に見える錯覚です。
準備物
- 画用紙(青色)
- 画用紙(紺色)
- 画用紙(灰色)
- 両面テープ
- セロハンテープ
- ものさし
- はさみ
実験の手順
- 1
画用紙を切る
- 2
灰色の画用紙をはる
- 3
紺色の画用紙に両面テープをはる
- 4
紺色の画用紙をはる
- 5
紺色の画用紙をみる
実験ムービー
この作品は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。
解説アニメ
1
青色の画用紙と灰色の画用紙に、同じ紺色の画用紙をはりつけると、青色の画用紙にはった紺色の画用紙の方が色がくすんで見えます。紺色の画用紙の色が違って見えるのは、背景色が図柄の色よりも鮮やかでない場合に、実際よりも図柄が鮮やかに見え、背景色の方が図柄よりも鮮やかな同系色相のときは図柄はくすんで見える現象です。
これらの現象は全て目の錯覚によるものです。網膜から脳に伝達された情報は、網膜細胞の中で一定の処理や評価が加えられ結果として色の見え方が変化しているので、「色の見え方」は網膜の働きと関係しています。