2012年6月6日午前7時すぎから午後1時過ぎまで、日本の多くの場所で「金星の太陽面通過」を見ることができました。次に「金星の太陽面通過」が起こるのはなんと105年後!まさに今世紀最後の天体現象だったのです。
今回「ワオ!科学実験ナビ」スタッフは、早朝から約6時間かけてこの「金星の太陽面通過」を撮影しました。当日は残念ながら見逃してしまったという方、天気が悪くて観察できなかった方、金星が小さくて肉眼では見えなかった方など、みなさん必見です!
この度の「金星の太陽面通過」についても、各地から観察結果が集まりました!投稿いただいたなかから2枚のお写真をご紹介します。
松本さんのお写真では、「金星の太陽面通過」も終わりに近づいた、金星の影が太陽面から外れてゆく瞬間がとらえられています。約6時間観察できた「金星の太陽面通過」ですが、太陽の縁に金星がかかるのはほんの数分…。とても貴重な瞬間が収められています。
糸井さんのお写真の中央部に注目してください。金星の影より小さい黒い点がいくつも見えますね。これが黒点です。肉眼で見ることはなかなか難しい大きさなのですが、望遠鏡を用いた観察だと、こんなにはっきり見えるのですね。
各地から投稿してくださったみなさま、ありがとうございました。
太陽面を通過する金星の影は、まるで‘動くホクロ’!では、どうしてこのような動きに見えたのでしょう。
金環日食の日(2012年5月21日)の月の動きとは、また違っていますね。天体の大きさや天体同士の距離などがどのようになっていればそう見えるのか、仮説を立ててみよう!インターネット上でもいろいろ調べられるよ!
【おススメのサイト】
●つるちゃんのプラネタリウム
●AstroArts